肺がんになった薬剤師(masami)がゲノム医療・緩和医療を学ぶ

ゲノム医療は、高校生物の知識が必要で難しいですが、ボチボチ学びます。緩和医療とはがん初期からの緩和ケアを含み、緩和ケア=あきらめ、死ではない。が持論です。所属する学会の許可を得ましたので、学んだことをつたないながら記事にして行きたいと思います。

2023-01-01から1年間の記事一覧

スピリチュアルケアのエッセンスを学校に届ける「折れない心を育てるいのちの授業プロジェクト」:コンパッション・コミュニティの実現に向けて 小澤 竹俊 , 千田 恵子, 久保田 千代美, 濱田 努

今回は一般社団法人エンドオブライフ・ケア のいのちの授業プロジェクトについての報告です 抄録 ホスピス・緩和ケアで培われたスピリチュアルケアの本質を,子どもたちに伝えることを目的に,「折れない心を育てるいのちの授業プロジェクト(OKプロジェクト…

PLS(Plain Language Summary of Publication)について

PLS(Plain Language Summary of Publication)について 小野薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:相良 暁)とブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社(本社:東京都千代田区(代表取締役社長:スティーブ・スギノ)は、抗PD-1抗体「オプ…

進行がん患者のせん妄に対するアセナピン 舌下錠の有用性に関する後方視的研究

今回は進行がん患者のせん妄に対する対策についてです。せん妄は在宅で看取る際に家族が苦しむ症状の一つではないでしょうか。 進行がん患者のせん妄に対するアセナピン 舌下錠の有用性に関する後方視的研究 前倉 俊也 1,2,相木 佐代 1,2,田宮 裕子 2,3,…

医薬品の分類と販売ルール(コロナウイルス抗原キット購入の注意点)

今日は研究用SARSコロナウイルス抗原キット、第一類医薬品SARSコロナウイウルス抗原キットの販売の>COVID -19ANtigen ラピッドテストと説明したいと思います。- 医薬品の分類 医薬品は、主に医師が診断したうえで発行する処方箋が必要な「医療用医薬品」およ…

1.がん患者におけるWHO除痛ラダーの 2 段階アプローチと標準的な 3 段階 アプローチを比較する、国際的な 非盲検ランダム化試験

2018年WHO方式がん疼痛治療法ガイドラインが改定され、3段階徐痛ラダーが削除となり。教育用ツールとして使用する事となりました、。 1.がん患者におけるWHO除痛ラダーの2 段階アプローチと標準的な 3 段階アプローチを比較する、国際的な非盲検ランダム化…

コロナ禍における在宅療養 ~終末期がん遺族アンケート調査の結果から~

コロナ禍における在宅療養 ~終末期がん遺族アンケート調査の結果から~ 飯田 智哉 1,伊藤 和 1岡村 直香 1、飯田 道夫 1,和田 吉生 1,安藤なつ美 1,三浦 光舞 1,吉崎 秀夫 1,門脇 睦子 2,山崎 なな 3,長岡健太郎 41医療法人せせらぎ 札幌在宅クリニ…

緩和ケア病棟の内服困難ながん終末期患者へのヒドロモルフォン塩酸塩持続皮下注開始時の悪心・嘔吐予防としてのブロナンセリン(ロナセン®)経皮吸収型製剤の使用経験 加藤 恭郎,德岡 泰紀 天理よろづ相談所病院 緩和ケア科

内服困難ながん終末期患者にオピオイド鎮痛薬の持続皮下注(以下,CSCI)を開始する場合,悪心・嘔吐予防にハロペリドール(以下,HPD)の混合が広く行われている.しかし HPD には CSCI 部皮膚障害の危険がある.そこで当院ではヒドロモルフォン塩酸塩(以…