肺がんになった薬剤師(masami)がゲノム医療・緩和医療を学ぶ

ゲノム医療は、高校生物の知識が必要で難しいですが、ボチボチ学びます。緩和医療とはがん初期からの緩和ケアを含み、緩和ケア=あきらめ、死ではない。が持論です。所属する学会の許可を得ましたので、学んだことをつたないながら記事にして行きたいと思います。

2020-01-01から1年間の記事一覧

糖尿病患者さんが手術を受けるとき

糖尿病患者さんが手術を受けるとき久しぶりの投稿となりました。 私は京都府糖尿病療養指導師でもあるので、今回は、「さかえ』3月号浜野久美子先生の 記事「糖尿病患者さんが手術を受けるとき」を紹介したいと思います。 現在、日本人の死因の第1位は悪性…

適切な治療の探し方(1)〜がんゲノム医療遺伝子パネル検査実践ガイド(医学書院)より〜

適切な治療の探し方 〜がんゲノム医療遺伝子パネル検査実践ガイド(医学書院)より〜 Point (1)がんゲノムプロファイリング検査の結果、候補として提案される治療は『保険適応の薬』『未承認薬』『適応外薬』の3つ(2)がんゲノムプロファイリング検査…

臨床のためのがん遺伝子変異パネル検査のABC〜がんゲノム医療遺伝子パネル検査実践ガイドより〜

臨床のためのがん遺伝子変異パネル検査のABC 〜『がんゲノム医療遺伝子パネル検査実践ガイド』(医学書院)より〜 今回は2019年6月1日に保険適用となったがん遺伝子パネル検査について『がんゲノム医療遺伝子パネル検査実践ガイド』(医学書院)より抜粋した…

オピオイド誘発性便秘の管理における腹部マッサージの効果

オピオイド誘発性便秘の管理における腹部マッサージの効果 名桜大学 人間健康学部看護学科 成人看護学領域 木村 安貴先生より名桜大学 人間健康学部看護学科 成人看護学領域 木村 安貴 Yildirim D, Can G, Köknel Talu G. The efficacy of abdominal massage…

ACE2レセプターとSARS-CoV-2との二ユートンのゆりかごを利用した共生

こんにちはぴのこです。 今日は楽しみにしていた日本がんサポーティブ学会がサーバーの不具合で中止になったので仕方がないので、自由に、就職のために頑張って勉強して得たアイデアを書いてみたいと思います。ACE2レセプターとSARS-CoV-2との二ユートンの…

肺がんで進むゲノム医療の応用(基礎)

肺がんで進むゲノム医療の応用Q&A 近畿大学医学部 ゲノム生物学教室教授 西尾和人先生 『肺がんのゲノム医療 遺伝子検査がわかる本』より Q1. がんゲノム医療とは何ですか? Q2. 肺がんのドライバー遺伝子について教えてください Q3. がんゲノム医療には、…

遺伝医学の基礎(1)エピジェネティック(ス)とは?

エピジェネティック(ス)とは? 最近、遺伝子パネル検査を理解するにあたり、分子生物学、遺伝医学の泥沼にはまっています。大変難しいです。そこで勉強を兼ねて、基本的なところから、閑話休題として、述べていこうと思い立ちました。少ない文献からですの…

新型コロナ感染症とがん患者Q&A(3)2020/06/19

新型コロナ感染症とがん患者Q&A(3) 2020/06/19 前回に引き続き、2020年5月10に発信されました日本癌学会の記事『新型コロナウイルス感染症とがん診療について Q&A(3)』 www.jca.gr.jp 日本癌学会の『新型コロナ感染症とがん患者Q&A』の⑧のマーカーが最…

閑話休題(2)

こんにちは。今、コロナウイルスについて皆さん、自分で勉強されているかたも多いと思います。が、私も、病院時代は、高齢者病院、兼、高齢者施設に勤務していたので、安心してワクチンをうって頂けるよう、インフルエンザワクチンの副作用(患者さんと職員…

閑話休題(1)

今日は、いい天気だったので、京都御苑に散歩に行ってきました。狭い我が家ですが、京都御苑は広くて気持ちがいい所です。四季折々の花が咲き、森のように古い木がたくさんあります。 大阪人で緑の少ない所で育った私は、嬉しくて、気分が良くなるので、よく…

新型コロナウイルス感染症とがん診療について Q&A(2)

前回に引き続き、2020年5月10に発信されました日本癌学会の記事『新型コロナウイルス感染症とがん診療について Q&A(2)』 <目次> 1疫学的なこと(がん患者さんのリスクなど) 2免疫とウイルス感染との関わり 3主治医に相談すること 4検査 について …

新型コロナウイルス感染症とがん診療について Q&A(1)

新型コロナウイルスも第二波、第三波に備える段階に入ってきました。各種がん学会のサイトに 新型コロナウイルス感染症とがん診療についてのQ&Aがアップされています。 www.jca.gr.jpwww.jsmo.or.jpwww.jsco.or.jpwww.jcancer.jp このうち日本癌学会と日本…

アドボカシー(advocacy)活動とスティグマ(stigma)

月刊 糖尿病ライフ さかえ 6月号 関西電力病院副院長 山田祐一郎先生のご寄稿「糖尿病とアドボカシー活動、スティグマ」より 今、世界中が想定を超えたコロナ禍の中にいますが、今危惧されていることとして、コロナ患者さんのスティグマ、担当する医療従事者…

近況報告(2)

こんにちは。 がん患者の就労は大変です。重宝されているようで、不況になったら、使い捨て。ブラック企業は、保険の継続まで後回し。 必ず、就労する時は、速やかに次の保険の継続を行うことを絶対条件にして、契約書を交わしましょう。貧すれば鈍する。優…

近況報告(1)

こんにちは、お久しぶりです。今何かとコロナで世間が騒がしいですが、ぴのこには、ハイリスク患者なうえ、気分障害もあり、毎日感情を抑えて、冷静に自分の勘気、自粛に気を付けていかなくちゃと体変です。ステージIBからもうすぐ2年半ですが、最近急に体調…