肺がんになった薬剤師(masami)がゲノム医療・緩和医療を学ぶ

ゲノム医療は、高校生物の知識が必要で難しいですが、ボチボチ学びます。緩和医療とはがん初期からの緩和ケアを含み、緩和ケア=あきらめ、死ではない。が持論です。所属する学会の許可を得ましたので、学んだことをつたないながら記事にして行きたいと思います。

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

抗がん剤副作用対策 発疹

EGFR阻害剤では、ざ瘡(にきび)様症状が、皮脂腺の多い頭皮、顔面、前胸部、背中に早期に発現します。EGFR投与開始後1週以降でざ瘡様皮疹が、約3~5週で皮膚乾燥を伴い、手の指先にひび割れを生じ、約8週で爪周囲炎が遅発的に現れるようになります。爪周囲…

抗がん剤副作用対策 味覚障害

抗がん剤の味覚障害は、他の副作用と比較すると発現時間も明らかではなく、十分な対処法も確立されていません。また、生命予後に直接関係するものではない為、医療者からは軽視されがちな副作用の一つです。 味覚異常は食欲不振を引き起こすだけでなく、患者…

抗がん剤副作用対策 皮膚の乾燥とスキンケア

皮膚の乾燥は年齢とともに進行し、夏よりは湿度の低い冬から春にかけて、また、分子標的薬の副作用としても発現します。 皮膚の乾燥に最も気をつけるのは入浴(洗顔、洗髪を含む)で、一日の楽しみの一つですが、皮膚にとっては必要悪となります。角層が剥が…

パールリボンキャラバン in 大阪 肺がん みんなで学ぼう治療のヒント

こんにちは ぴのこです。久しぶりの公開となりました。今回は10月13日に開催された パールリボンキャラバン in 大阪 について簡単に述べようと思います。「肺がんの基礎知識」大阪はびきの医療センター 平島智徳先生#1肺がんとは #2肺がんの薬物療法 1)細…