肺がんになった薬剤師(masami)がゲノム医療・緩和医療を学ぶ

ゲノム医療は、高校生物の知識が必要で難しいですが、ボチボチ学びます。緩和医療とはがん初期からの緩和ケアを含み、緩和ケア=あきらめ、死ではない。が持論です。所属する学会の許可を得ましたので、学んだことをつたないながら記事にして行きたいと思います。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

慢性心不全患者の緩和ケア

国立循環器病研究センター 看護部 急性・重症患者看護専門看護師 高田弥寿子先生 日本緩和医療学会第24回教育セミナーより(4) Ⅰ.慢性心不全における緩和ケアの動向 慢性心不全の人口動態は、2025年では120万人/年の罹患者と15万人/年の死亡者数と推測され…

免疫チェックポイント阻害薬の有害事象

早期発見・早期治療に向けて 国立がん研究センター東病院 薬剤部 野村久祥先生日本緩和医療学会第23回教育セミナーより (3) 1.免疫チェックポイント阻害薬について がん治療の基本戦力は、 ①外科的手術②放射線治療③抗がん剤&分子標的薬④がん免疫療法 であ…

がん患者の神経障害性疼痛

和歌山県立医科大学麻酔科学教室 川股 知之先生 第24回日本緩和医療学会教育セミナーより(2) 原因による痛みの分類 痛みの種類 原因 例 侵害受容性痛 侵害受容器の活性化 打撲、やけど、手術操作による痛み、術後痛 神経障害性痛 神経系の機能異常 ヘルニ…

がん患者におけるせん妄のケア

名古屋市立大学病院緩和ケア部 名古屋市立大学大学院医学研究科 精神・認知・行動学分野 奥山 徹先生 第23回日本緩和医療学会教育セミナーより (1) せん妄はがん患者において頻度が高く、様々な悪影響をもたらす。身体的原因の同定と除去、非薬物療法、薬…