肺がんになった薬剤師(masami)がゲノム医療・緩和医療を学ぶ

ゲノム医療は、高校生物の知識が必要で難しいですが、ボチボチ学びます。緩和医療とはがん初期からの緩和ケアを含み、緩和ケア=あきらめ、死ではない。が持論です。所属する学会の許可を得ましたので、学んだことをつたないながら記事にして行きたいと思います。

PLS(Plain Language Summary of Publication)について

PLS(Plain Language Summary of Publication)について


小野薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区代表取締役社長:相良 暁)とブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社(本社:東京都千代田区代表取締役社長:スティーブ・スギノ)は、抗PD-1抗体「オプジーボ®(一般名:ニボルマブ)点滴静注」について、がん研究やがん治療に関する科学的知見を掲載する科学雑誌である Future Oncology に掲載されている以下の臨床試験結果(英語)3件に関するPlain Language Summary of Publication(平易な言葉を用いて分かり易く要約されたもの、以下「PLS」)の日本語翻訳が、同誌に掲載されました。


PLSは、科学者や医療従事者といった専門家だけでなく、臨床試験に参加された患者さんやご家族の方など、より幅広い一般の方々が理解しやすいように臨床試験結果などの論文を平易な言葉で要約したものです。


PLSを受け入れる国際ジャーナルの増加に伴い、近年、世界的にPLSの出版数は増加しています。近畿大学病院特任教授、Global Research Alliance Center センター長 光冨 徹哉先生(CheckMate 816試験PLS 共著者)は次のように述べています。「臨床試験の結果を報告する医学的な論文は専門的で、治験に参加された患者さんなど一般の方々が理解するのは非常に難しいものです。患者さんには、分かり易い言葉で書かれた日本語訳のPLSを読んでいただくことで、治療法の長短をよくご理解頂いた上で治療を積極的に選択していただけることを期待しています。また、日本語訳のPLSは、患者さんへの説明資料として、今後、医療現場での活用も期待できます。」

 オプジーボのPLSを読んでの感想はもっとグラフがあったらいいなと思いました。PLSが普及すると患者会で皆で勉強することもできます。そして納得した治療が受けられます。益々の普及を強く望みます