肺がんになった薬剤師(masami)がゲノム医療・緩和医療を学ぶ

ゲノム医療は、高校生物の知識が必要で難しいですが、ボチボチ学びます。緩和医療とはがん初期からの緩和ケアを含み、緩和ケア=あきらめ、死ではない。が持論です。所属する学会の許可を得ましたので、学んだことをつたないながら記事にして行きたいと思います。

日薬医薬品情報:DSU解説:令和元年改訂指示:抗悪性腫瘍剤 オシメルチニブメシル酸塩(タグリッソ®️)の重大な副作用に関する添付文書改訂のお知らせ

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DSU とは「医薬品安全対策情報(Drug Safety Update)」の通称です。医薬品を使う上での新たな注意事項について、製薬業界が取りまとめた情報です。

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タグリッソ®️の添付文書改訂指示:令和元年12月3日に発令を一部紹介します。

改訂指示月日

令和元年12月3日

改訂対象薬剤 タグリッソ®️-アストラゼネカ
改訂内容 重大な副作用追記:うっ血性心不全、左室駆出率低下

改訂の理由


国内症例が集積されたことにより、重大な副作用の項にうっ血性心不全(頻度不明)左室駆出率低下(頻度不明)が追記された。

発症機序

不明(該当資料なし)

頻度

不明(公開資料1件あり)





日々改訂される副作用症例をチェックするのは薬剤師の仕事でもあります。患者会で薬剤師さんの仕事が見えないと言う意見もありました。縁の下の力持ちなんですけれども、真摯に受け止め、抗がん剤治療の副作用は薬剤師さんに相談しようと、言ってもらえる様、精進したいと思います。

以上です ぴのこ拝
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